2014年7月23日水曜日

大田区立館山さざなみ学校

少し前ですが、「大田区立館山さざなみ学校
という学校へ訪問する機会がありました。

さざなみ学校とは、小学3~6年生までの肥満、ぜん息、偏食、虚弱の
悩みを持つ子どもたちが、親元を離れ、全寮制の寄宿舎で生活しながら
自分の「健康回復」のために学習する学校です。

特別支援学校の一つとのこと。知りませんでした。
(詳しくはさざなみ学校のHPをご覧ください)

大田区立ですから、児童たちは東京都大田区民です。
都会から離れ館山で集団生活を送ることで、生活習慣はもちろんのこと、
自主的・実践的な態度も身につけることができるそうです。


この学校の近隣農家さんで、「農育」に取り組んでらっしゃる方がいます。
畑で収穫体験を行ったり、農家さんが学校で野菜について話したり
といった取り組みを継続的に行ってらっしゃいます。

その方の紹介でさざなみ学校にお邪魔させていただいたのですが、
その農家さんと何度も会っている児童たちはかなり打ち解けている様子でした。

この学校の給食献立を考えている栄養士の先生とお話しする機会もあり、
色々と興味深いお話を伺うことができました。

全寮制ですから、1日3食が給食です。
健康回復が目的である上に、偏食傾向をもった児童もいるため、
献立を考えるのもかなり大変だろうと思います。

その先生のお話で特に印象に残ったのは、
「顔の知っている農家さんが育てた野菜であれば、子どもたちも食べたがる」
という話でした。

偏食傾向の児童でも、収穫体験をし、その農家さんから野菜についての話を聞くと、
いつもは食べない野菜でも「その農家さんが作ったのなら食べる」となるそうです。
これははっきりと目に見える「食育・農育」の形だなと感じました。


こういった学校が館山にあることを知れたのも大きな収穫でしたし
食育・農育の一つの形を目の当たりにできたのも非常にためになりました

ありがとうございました。
【農家さんが児童に野菜について話している様子】


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